2012年7月6日

小樽の名犬のお話

小樽運河プラザの前で発見〜!

消防犬 ぶんですって〜

昭和の初め頃

火事の焼け跡から助け出され
消防士たちに大事に育てられた犬。



なんでも消防士のまねをして
朝の点呼の時には、消防士といっしょに並び(ちゃんと前足を上げたらしい)
火事があると、一番に消防自動車に飛び乗り
現場に着くと、ホースをくわえて消防士に渡し
ホースのもつれを直したり
野次馬火に近づかないように吠えてまわったり大活躍。
消防犬として、多くの市民に愛されたそうです。

出動回数は千回を超えているんですって。
きっと、消防士たちといっしょに働くことが楽しかったんでしょうね。
勇姿、見てみたかったなぁ・・・

平成18年にブロンズ像が建てられました。
いまもみんなに愛され、いろんな衣装を着せられているみたいです 笑
http://230i.jugem.jp/?cid=18

このときも、誰がまいたのか、赤いバンダナがとっても似合っていました♪
ワイルドだせぃ!??

2012年6月18日

イギリスかぶれと責めないで〜〜〜のお話

VisitBritain Online Shopで衝動買いしちゃったーー
http://www.visitbritainshop.com/world/home.html

だってぇぇ、オリンピックイヤーの記念だし、かわいーし。
おまけにイギリスからなのに送料無料なんだもん。

・・・って言い訳するワタシ (汗

さすがジュビリー&ロンドンオリンピックの今年。
イベントに雑誌にネットに、身の周りにイギリスもんが多くて、誘惑だらけ。



先月こんなんも覗いちゃったし。

ついつい衝動買いもし。




しょーがないんだよ。 好きなんだものー

好きなものに触れると、脳の構造そのものが変わっちゃうんですって。
ネズミを使った実験で、ある音程のサウンドを聴かせながら、
脳の快感を生むテグメンタという場所を刺激すると、
その音に対応した脳の領域が広がり、反応性があがるそうです。
つまり、「好きになった」だけでなく、
脳回路そのものが変化してしまうのだそう。
しかも、何度も見たものは好きになりがちなんだって。うーーーん、恐ろしや。
 (参照*池谷裕二さん「単純な脳、複雑な『私』」

ってことは、私の脳はイギリス領がかなり幅をきかせていて
日々、その領土を拡大してる状態・・・
そりゃ、いち早くユニオンジャックが目につくワケだ 笑

そんな脳を持った私でござんすが、どうぞおつきあい下さいまし。


2012年4月24日

すごいお米のお話

買ってきました、このお米。

ネーミングすごっ!

絶滅が危ぶまれるコウノトリを
育むお米!?

兵庫県豊岡市で作られています。


コウノトリ、昔々は、どこでも見られたそうですが、
1971年、日本の空から姿を消してしまいました。

その最後の生息地だった豊岡市で、
コウノトリを復帰させるプロジェクトが始まりました。

まずは、コウノトリが生息できる環境を作ること
彼らは、魚やカエル、水生の昆虫を食べるんです。
くちばし、細長いですから、ちょうどいい深さの湿地を作らねば。

水田も工夫を凝らし、コウノトリが暮らせる自然いっぱいの環境で
お米を作り始めました。
それが、コウノトリ育むお米。
そんな背景を知ると、めちゃ直球のネーミングだね(笑)

その甲斐あって、コウノトリ、戻ってきました〜
緑色の田んぼに、白いコウノトリが降り立っている姿、美しいです。
そして、今年も2羽のヒナがスクスク育っているそう!
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1334732574583/index.html

さて、コウノトリ育むお米。
東京では有楽町・交通会館にある
豊岡市のアンテナショップでゲットできますよん♪

2012年4月2日

ぎょーへーばしのお話

記念の1枚になっちゃうな。これ。 なにげないバス停の写真。

一番下の行き先

  「業平橋駅」

もう、なくなっちゃったんだ、なりひらばし駅。

新しい名前・・・とうきょうスカイツリー駅です。

ちっちゃい頃から親しんでた地名。業平橋。
下町もんには当たり前でも、
他のエリアの友だちはほぼ「ぎょうへいばし」って読んでしまう。
確かに「この漢字で、なぜに、なりひらって読むかなー?」だよね。

「在原業平の、なりひらだよ〜」
「あー、そっか!」
なーんて会話を時々したなぁって。
そんなことも思い出

ホントに在原業平にちなんでるんですよー。
藤原氏に官位を取りあげられ、諸国を放浪していた業平が
隅田川で、京(の女?)をしのんで歌を詠んだという故事に由来してるそうです。

  名にし負はば  いざこと問はむ  都鳥  わが思ふ人は  ありやなしやと

到着したバスの頭の表示は、「とうきょうスカイツリー駅」。
あのむずかしい漢字がないのを見て、
とってもさびしい気持ちでした。

新しいモノもよいけど、歴史ある名前や建物って、
浪漫ある話題で人と人をつないだり、街を愛する気持ちにもなるしね
残して欲しいな...と思うわたしです。




2012年3月12日

3月11日の静かな15秒のお話

きのう3月11日、仕事の関係でイトーヨーカドーに行ってました。


2時頃、社員の方が腕時計を見て、私に言いました。
「今日、2時46分から15秒間、ここにいる人間全員で黙祷します。ご協力いただけますか?」


2時46分。流れていたBGMがとまりました。
社員、お店にいた客、全員が、自然なまでにすっと目を閉じ、
しーんと静かな時間が訪れました。


閉じたまぶたの裏に、1年前のことが映し出されました。
痛みや焦燥までが、じわじわと呼び起こされて、
いろんな想いに心が揺れ、なんだか涙が出そうになりました。


自分の心にある3.11を見つめた15秒。
そして、そこにいた人、全員が共有した静かな15秒。


それは、過剰に演出されたテレビより、
大がかりに作りあげられたイベントより、
ずっと重みのある時間でした。


15秒後、目を開けた時には何気ない日常がそこにあり、
またそれが、どこか悲しく、ヒリヒリしたのでした。


生きているから。
生きていくから。


こんな時間を作ってくれたイトーヨーカドーにも感謝します。

2012年3月1日

真冬の軽井沢に行ったお話

行ってきましたぁ。2月終わりの軽井沢。
北軽・プレジデント・リゾートにて、スキー&温泉です。


何を隠そう5年ぶりのスキーでして、
一滑りするたび、ぜーぜー(汗


ヒクヒクする筋肉を温泉でいたわりました。 
気温マイナス11℃。
ホカホカの露天風呂がまた気持ちい〜♡
浅間山、ありがとう〜


で、シメはこれ♪ 



ウマいんだな、よなよなエール。

軽井沢で醸造されているビールで〜す。


プシュッした瞬間、フルーティーな香りがふわっ♪
ひとくちグイッといくと、奥の深い味わいにびっくり♪

よなよな、密かにスゴいビールなんです。
世界3大ビール品評会の
「インターナショナル・ビア・コンペティション」で8年連続の金賞受賞!


とってもまろやかなペールエール。
海外のエールってキツい味のもあるけど、これは日本人ならではの繊細な感性で
ていねいにていねいに作り上げたという感じです。


ラガービールが主流の日本、エールは市場の1%も飲まれていないんですって。
ま、ニッポンの暑い夏はね、グビッと喉ごしいいビール、超ウマいしなー


でも、ビールと言っても、ラガーとエールはまったく別の飲み物。
両方とも味わーないと、もったいないよ〜


よなよなは、冬にもマジウマっす。 


そうだ!
東京駅地下のbarBAR東京で、生が飲めますよん! 
http://www.tokyoinfo.com/store/092-01.html

2012年2月17日

マーマレードがずっと嫌いだったんだ...のお話

いまは大好きになりました〜
スコットランド、マッカイ社のシャンパン・マーマーレード。
初めて食べた時、ぶっとんだ!
お〜いしぃぃぃぃぃ〜♡
最初にこれ食べてれば、嫌いにならなかったのにぃ。


マーマレード、スコットランドが発祥なんですね。
本場の味はやっぱ、ぜーんぜん違う。
・・・ってゆうか、いままで食べてたのは何だったんだぁ?


誕生は、1700年代。これまた古いね。
スコットランドの港に、大量にオレンジを積んだスペイン船が避難してきました。
小さな食料品店が、船いっぱいのオレンジを格安で買い取ったのですが、
実はこれ、薬などの材料。
一般の食用ではないため、超〜マズくて売れやしない。
そこでめげずに、砂糖煮にして売り出したのがはじまりとか。


マッカイ社のマーマレードは、唯一、
昔ながらの釜炊き製法で作られているそうです。
しかもシャンパン入りですと。い〜ね♪
ウィスキー入りもあるよ。さすがスコットランド!


いま、ウチの食卓にのってるのはカナダ産のマーマレード。
スコットランドもんとは、また味わいが違う。
透き通ったやさしい甘味がきいてて、オレンジピールもざっくざく。
こっちもウマくて、パン何枚でも食べられそう やばっ・・・


本物の味を知るって、大事だね☆

2012年2月8日

この温々がたまらない〜〜のお話

Q: 北海ロ、他論、御パックす、丼と・・・ってなーんだ?

A: ホッカイロ、ホカロン、オンパックス、どんと   でーす。
  変換って、オモロいね。

いきなり寒くなった先月から、マストアイテムになりました〜
靴の中にも、ちっちゃいのを忍ばせています。
靴用のより、実は、普通のミニのが長持ちするんだな♪

思えば、鉄を錆びさせながら持ち歩いてるって、すごいね。

最初に全国発売したのは、お菓子メーカー・ロッテのホカロン。
お菓子を長持ちさせる脱酸素材を開発しているとき、
鉄粉を使った試作品が熱を出したんですって。もちろんお菓子に熱はNG。
言ってみれば大失敗よね(笑)・・・だったものを、
別製品として開発しちゃったという誕生秘話があります。

失敗はアイディアのもと! (と自分をなぐさめたりして)

ところで、毎日使うので、さすがに使い捨てがもったいない気持ちに。
鉄でしょ、なんか利用できないかな〜?とチェックしたところ
・・・ありました!!

どうやら、水をきれいにする作用があるそうです。
↓の、佐賀県地球温暖化防止活動推進センターをはじめ、
回収し、再利用している所もあるそうです。

http://obnsccca.web.fc2.com/html/menu03/kairo.html

すばらしー♪ やりまひょ!

2012年2月4日

洗濯ものを干して妄想するお話


  

部屋干しの洗濯物。

グラデーションに並べて楽しんでます。
イッセイミヤケのショップみたい?! 笑





大昔も今も未来も、洗濯と掃除は人間やらにゃならんものね。
昔の洗濯を想像すると、こんな寒い時期、つらい。
おしんの赤く痛々しい手をTVで見た時、泣けたなー。
洗濯機があってよかったって、つくづく思う。

調べたら、世界初の洗濯機は1691年。イギリスなんですって。
早っ、江戸時代初期じゃないですかぁ。
やっぱ、楽ちん志向の国なのかしら〜
1782年には回転ドラム式も開発したらしいです。

国産1号は昭和5年。いまの東芝が作ったそうです。
こういう開発が女性の生活を大きく変えて、社会進出のアシストに繋がったんだね
ありがとー
ウチでは相方がかなり家事してくれるし デへへ...

いま、空気で洗うとかあるもんね。
洗濯機、どんな発展してくのかな。また妄想にふける私です。


2012年1月31日

東洋一のお屋敷に行ったお話

写真整理してたら、出てきました。


駒場公園、旧前田公爵邸です。
加賀百万石の前田家、16代、利為(としなり)侯爵のお屋敷。
建てられたのは昭和4年で、東洋一の邸宅と称されたそうです。

本郷の東大がもともと前田家の敷地だったのですが、東大のために駒場に移って、新たにお屋敷を建てたんです。

三角屋根にレンガ造り。イギリスチューダー用式の洋館、色合いも形もステキ♪
中もすごいです。
電気を完備し、地下の厨房から料理をエレベーターで上に運ぶ設備を作ったり、昭和のはじめというのに斬新!
利為氏はドイツに私費留学、さらにロンドンに駐在したことがあり、新しくて便利なものをどんどん取り入れたそうです。
また関東大震災の経験から耐震を考え、当時最先端の鉄筋コンクリートで作っています。
そんな最新設備をとりいれた所も、東洋一と呼ばれたゆえんだそうです。

なにより、利為侯爵ってえらい!と私が思うのは、お屋敷をコンパクトに作ったこと。
確かに、天下の前田家にしては質素かも 笑
西洋の合理性を見習ってムダをはぶき、権力誇示ではない、おもてなしを考えたお屋敷にしたそうなんです。イギリスの家って、そういや小ぶりだわ。
海外からのゲストのおもてなしにと書院造りの和館も建てるという気づかいも。時代が移り変わっていくのをちゃんと見据えていたんでしょうね。

公爵は、残念ながら大戦で昭和17年に亡くなってしまったそうです。
このお屋敷に長くは住めなかったんですね...

瀟洒な邸宅を眺めながら、利為氏、きっと素敵な人だったんだろうな・・・と勝手に妄想する私でした。


2012年1月27日

ほろ酔い陶芸会とSt.Ives のお話

缶ビール1本飲みながらの、ゆる〜い陶芸会なんです 笑
でも飲み会じゃないよ〜。
先生にちゃんとご教授いただいて、真剣に取り組んでますから。

これ、世田谷・深沢のギャラリー・セントアイヴスの店主、井坂さんの企画。
彼の呼びかけで、10月になんとなくやったら、あまりの心地よさに、
またやろう!と、月1レギュラーになりました。私も毎月、心待ち♡

my初作品は ♪ジャーン♪ 冠型ポテチ入れだよ〜 


毎晩、ビールをプシュッ☆する私、
食卓のマストアイテムになってます 
ヘヘヘ...




ところでセントアイヴスと聞いてピンとくる方は、英国通に違いないです!
イギリス西端の港町で、芸術家のコロニーと呼ばれるトコ。
陶芸家もいっぱい活躍しています。

ここに最初に窯を作ったのが、バーナード・リーチと濱田庄司。
1920年のことです。
ちなみに濱田庄司氏は人間国宝。
帰国後、益子で活躍し、世界中の陶芸家にその名を知られています。

陶芸の世界も、イギリスと日本がつながっているなんて、感動です♪

2012年1月25日

ちょっと遅くきて、うれしい気持ちになったメールのお話

1月あたまのこと。
ドイツのJから、クリスマス・メールが届きました。


 Marry Xmes!
 I'm afraid 2011 was the first time I have forgotten to wish you good days. Sorry...
マリー・クリスメス!今回、初めてクリスマスメールを忘れちゃった、ごめん)


aとeが違ってるの、いつもと同じで、思わず顔がにんまりしちゃう。
私達おたがい、ボロボロの英語を気にせず、むしろ楽しみながらやりとりしてるんだもの。
彼の穏やかな笑顔が目に浮かんできました。
(でもね、わたしもメールするの、すっかり忘れてたぁ・・・汗・・・ゴメン!)


Jは、93年にロンドンの学校で出会った友達。
と言ってもずっと年上で、クラスが一緒だったのは3ヶ月にも満たなかったと思う。
彼はみんなと全く群れることなく、学校で友達を作ろうとしてないように見えました。
ある日、彼が授業中に、ビートルズのイエスタデイを小声で口ずさんだのを耳にした私。
話してみたら、Jはクラシックのミュージシャン。
とっても温かくてユーモアのセンスある人です。
音楽の話から始まり、学食で、あるいはお店に入らず散歩しながら(学生はカフェなどという贅沢も敵!)よくおしゃべりするようになりました。
彼は東ドイツの出身で、私の知らなかったドイツの歴史が生んだ重い社会問題なんかも聞かせてもらい、心の目が広がりました。


短い留学を終えたJが帰国してから、結局1度も会っていないんだけど、時々、少なくともクリスマスは、メール(最初のころはFAX)で連絡とりあってきていました。


そっか、もう17年?! 毎年忘れずにメールくれてたんだ。
地球儀をぐるっと回さなくちゃならない、離れた国にいるのに、
このシーズンに毎年、必ずお互いのことを思う時間があったんだ・・・
彼の遅れてきたメールでそんなことに気づき、改めてじーんとしたのでした。