2012年1月25日

ちょっと遅くきて、うれしい気持ちになったメールのお話

1月あたまのこと。
ドイツのJから、クリスマス・メールが届きました。


 Marry Xmes!
 I'm afraid 2011 was the first time I have forgotten to wish you good days. Sorry...
マリー・クリスメス!今回、初めてクリスマスメールを忘れちゃった、ごめん)


aとeが違ってるの、いつもと同じで、思わず顔がにんまりしちゃう。
私達おたがい、ボロボロの英語を気にせず、むしろ楽しみながらやりとりしてるんだもの。
彼の穏やかな笑顔が目に浮かんできました。
(でもね、わたしもメールするの、すっかり忘れてたぁ・・・汗・・・ゴメン!)


Jは、93年にロンドンの学校で出会った友達。
と言ってもずっと年上で、クラスが一緒だったのは3ヶ月にも満たなかったと思う。
彼はみんなと全く群れることなく、学校で友達を作ろうとしてないように見えました。
ある日、彼が授業中に、ビートルズのイエスタデイを小声で口ずさんだのを耳にした私。
話してみたら、Jはクラシックのミュージシャン。
とっても温かくてユーモアのセンスある人です。
音楽の話から始まり、学食で、あるいはお店に入らず散歩しながら(学生はカフェなどという贅沢も敵!)よくおしゃべりするようになりました。
彼は東ドイツの出身で、私の知らなかったドイツの歴史が生んだ重い社会問題なんかも聞かせてもらい、心の目が広がりました。


短い留学を終えたJが帰国してから、結局1度も会っていないんだけど、時々、少なくともクリスマスは、メール(最初のころはFAX)で連絡とりあってきていました。


そっか、もう17年?! 毎年忘れずにメールくれてたんだ。
地球儀をぐるっと回さなくちゃならない、離れた国にいるのに、
このシーズンに毎年、必ずお互いのことを思う時間があったんだ・・・
彼の遅れてきたメールでそんなことに気づき、改めてじーんとしたのでした。

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